海外旅行先で、思いがけないトラブルに遭遇することも少なくありません。言葉の壁や慣れない環境が影響し、ちょっとしたミスが大きな問題につながることもあります。
特に、スリや盗難、体調不良、フライトの遅延・キャンセル、クレジットカードの不正利用 などは、多くの旅行者が遭遇する可能性のあるトラブルです。しかし、事前にリスクを知り、適切な対策を講じることで、多くの問題を回避できる ため、しっかりと準備をしておくことが大切です。
本記事では、海外で実際に起こりやすいトラブルの事例を紹介し、その原因や対策を詳しく解説 していきます。
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海外でのトラブル事例3選
ここでは、実際に旅行者が遭遇した海外トラブルの具体的な事例 を紹介します。
「財布とパスポートを盗まれた」in バルセロナ

バルセロナの観光地「ランブラス通り」を散策中、混雑の中でバックパックのファスナーが開けられ、財布とパスポートを盗まれた。
- 観光地の人混みの中でスリが多発するエリアだった
- リュックを背負ったままで、ファスナーが簡単に開けられる状態だった
- 貴重品はリュックではなく、ウエストポーチや前掛けバッグに収納
- ファスナーロックを使用し、スリ対策を強化
- 現地の治安情報を事前に調べ、スリが多発するエリアでは警戒する

カード会社から「不正利用の疑いがある」 in バンコク

バンコクのショッピングモールで買い物をした数日後、カード会社から「不正利用の疑いがある」との連絡があり、多額の請求が発生していた。
- 店舗のカードリーダーが改造されており、カード情報が盗まれた
- クレジットカードを無防備に使用していた
- 海外でのクレジットカード利用時は、信頼できる店舗のみで使用する
- スキミング防止機能のあるカードケースを利用する
- クレジットカードの利用通知を設定し、不審な利用をすぐに把握できるようにする

永遠続く「チップを払え」 in パリ

エッフェル塔周辺で「写真を撮ってあげる」と近づいてきた人物が、撮影後に「チップを払え」としつこく要求。最終的に20ユーロを支払うことになった。
- 観光客を狙ったぼったくりの手口に引っかかった
- 不審な申し出に対して警戒が足りなかった
知らない人からの親切な申し出には慎重に対応し、すぐに断る
写真撮影を頼む場合は、観光客同士でお願いする
チップの文化がある国では、事前に相場を確認しておく
あなたも例外ではない?よくある海外でのトラブル

海外旅行中に起こるトラブルは多岐にわたりますが、特に多いのは犯罪被害、貴重品の紛失や盗難、金銭トラブル、健康問題 などです。
日本では考えられないような状況に直面することもあるため、事前にリスクを知り、対策を講じることが大切 です。ここでは、旅行者が遭遇しやすいトラブルについて詳しく解説します。
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スリ/ひったくり/置き引き
海外旅行中に最も多い犯罪被害の一つが、スリやひったくりです。特に、観光地や繁華街などの人が多い場所では、犯罪者が観光客を狙って巧妙に手口を仕掛けてきます。
スリがよく発生するのは、ヨーロッパの大都市や東南アジアの観光地です。たとえば、フランスのパリ、スペインのバルセロナ、イタリアのローマなどは、スリの多発地域として有名 です。旅行者が景色や買い物に夢中になっている隙を狙い、バッグのファスナーを開けて財布やスマートフォンを盗み出すケースが多く報告されています。

また、東南アジアや南米では、バイクに乗った犯人が歩行者のバッグを強引に奪い取るひったくりが頻繁に発生します。一度ひったくられると取り戻すのはほぼ不可能 であり、転倒して怪我をする危険もあります。
さらに、カフェやレストランでは、椅子の背もたれに掛けたバッグやテーブルに置いたスマートフォンが盗まれる「置き引き」の被害が後を絶ちません。少し目を離した隙に貴重品を奪われるため、常に注意が必要 です。
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パスポート/貴重品の紛失・盗難
海外でのトラブルの中でも、パスポートの紛失や盗難は最も深刻な問題 の一つです。パスポートは単なる身分証明書ではなく、入国・出国のために必要不可欠な書類 です。紛失すると、旅行の続行が困難になり、大使館や領事館での再発行手続きが必要になります。
パスポートを紛失する主な原因として、ホテルの部屋に無造作に置いていた、荷物と一緒に盗まれた、スリに遭った などが挙げられます。特に、ホテルの部屋では簡易ロックの施錠だけでは不十分なこともあるため、必ずセーフティボックスを利用するか、肌身離さず持ち歩くことが推奨されます。

また、観光地ではパスポートを提示するよう求める偽の警察官が現れることもあります。その場でパスポートを渡すと返してもらえないケースがあるため、求められた際は本物の警察官かどうか慎重に判断することが重要 です。
パスポートだけでなく、クレジットカードや現金の紛失・盗難も深刻な問題 です。海外ではカード払いが一般的ですが、スキミング被害に遭うリスクもあります。特に、不審なATMや信用できない店でカードを使用すると、情報が盗まれて不正利用されるケースが報告されています。
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ぼったくり/詐欺
海外旅行では、観光客をターゲットにしたぼったくりや詐欺が多く発生します。特に、発展途上国や観光地では、「観光客ならお金を持っている」という先入観から、法外な料金を請求されることが珍しくありません。
例えば、東南アジアや中東では、タクシーのメーターを使わずに高額な料金を請求するぼったくりタクシーが横行しています。旅行者が目的地に到着した後、「〇〇ドルだ」と法外な金額を要求されるケースが多く、事前に相場を確認しておかないと、適正価格が分からずに支払ってしまうことになります。
また、ヨーロッパでは、観光地周辺で「無料のブレスレット」や「幸運の花」などを渡してくる人物に注意が必要です。「プレゼント」と言いながら、受け取った瞬間に「お金を払え」としつこく要求されることがよくあります。
さらに、現地の人が親しげに話しかけ、「特別なセールがある」と誘ってくることもあります。このような誘いに乗って店に入ると、質の悪い商品を法外な値段で売りつけられ、断ると強引に支払いを迫られるケースもあります。
ぼったくりや詐欺は、現地の相場や文化を知らない旅行者がターゲットにされやすい ため、常に警戒心を持ち、疑わしい申し出にはきっぱりと断ることが重要です。
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言葉の壁によるトラブル
海外では、英語が通じない国も多く、言葉の壁によるコミュニケーションのトラブルが発生しやすいです。特に、ホテルのチェックイン、レストランでの注文、病院での診察 など、重要な場面で意思疎通ができないと、大きな問題に発展することがあります。
例えば、中国やロシア、中南米の一部では、英語がほとんど通じない地域もあり、現地語が話せないとホテルの予約がスムーズにいかないこともあります。また、レストランで注文した料理が想像とまったく違うものだったり、タクシーで別の場所に連れて行かれたりするトラブルも発生しやすいです。
特に、病気や怪我をした際、現地の医師とコミュニケーションが取れないと、適切な治療を受けるのが難しくなります。言葉の壁を乗り越えるために、事前に基本的なフレーズを覚えるか、翻訳アプリを活用するのが有効です。

体調不良や食あたり
海外旅行では、食事や環境の変化によって体調を崩すことがよくあります。特に、東南アジアや中南米、アフリカなどの地域では、水道水が飲めず、食あたりや腹痛を起こす旅行者が多いです。
現地の屋台料理や生ものを食べた結果、激しい下痢や嘔吐を引き起こし、旅行どころではなくなってしまう ケースもあります。また、長時間のフライトや時差ボケによる疲労で免疫力が低下し、風邪をひきやすくなることもあります。
体調管理のために、事前に整腸剤や風邪薬を持参し、水分補給をこまめに行うことが重要です。旅行中は、無理をせず体調を第一に考えましょう。


海外でのトラブルを避けるための対策
海外旅行でトラブルに巻き込まれるリスクを完全にゼロにすることはできませんが、事前の準備と適切な対策を講じることで、ほとんどのトラブルは未然に防ぐことが可能です。
ここでは、海外旅行中に安全を確保し、快適に過ごすための具体的な方法を紹介します。
事前の情報収集を徹底する
海外での安全対策の第一歩は、渡航前に現地の情報をしっかりと調べること です。旅行先の治安や文化、法律を理解していないと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。
まず、外務省の「海外安全情報」や現地のニュースをチェックし、渡航先の最新の治安状況を把握 しましょう。渡航の危険レベルが高い国や都市を避けることで、犯罪被害に遭うリスクを減らせます。
また、海外の危険情報がマップで確認できるサービス「リスクメイト」を確認すれば、、犯罪が多発するエリアや注意すべきポイントを具体的に知ることができます。
さらに、訪れる国の文化や習慣についても事前に学んでおくことが重要です。例えば、イスラム圏では露出の多い服装がNGであったり、欧米ではチップの習慣があるなど、文化の違いを理解することでトラブルを回避できます。
貴重品の管理を徹底する
貴重品の管理が甘いと、スリや置き引きのターゲットになりやすくなります。海外では、「バッグは前に持つ」「財布を後ろポケットに入れない」などの防犯意識を高めることが大切です。
最も安全な貴重品の管理方法は、「分散して持つこと」 です。たとえば、財布には最低限の現金と1枚のクレジットカードのみを入れ、その他のクレジットカードやパスポートのコピーは別の場所に保管しておくと、万が一の盗難時でも対応しやすくなります。
また、以下のような防犯グッズを活用することで、犯罪被害に遭う確率を大幅に下げることが可能 です。
- スキミング防止ケース(クレジットカード情報の盗難を防ぐ)
- ボディバッグやウエストポーチ(貴重品を体に密着させ、スリを防ぐ)
- バックパック用ロック(ジッパーが開かないように施錠する)
- ダミー財布(スリに遭った場合、本物の財布の代わりに渡す)
特に、観光地や混雑した場所では、バッグの口をしっかり閉め、常に自分の目の届く位置に持つことを徹底 しましょう。

「No, thank you」とはっきり断る
海外では、観光客を狙ったぼったくりや詐欺が頻繁に発生します。特にタクシーや市場では、相場よりも高額な料金を請求されることがあるため、事前に料金の目安を調べておくことが重要です。
タクシーを利用する際は、流しのタクシーではなく、UberやBolt、Grabなどの配車アプリを活用するのが最も安全 です。こうしたアプリを使えば、事前に料金が確定するため、ぼったくりを防ぐことができます。
また、街中で親しげに話しかけてくる人にも注意が必要です。「特別なセールがある」「無料で案内する」などと言って近づいてくる人は、詐欺やぼったくりの可能性が高いため、基本的には無視するのが賢明です。
さらに、「無料のプレゼント」を渡してくる人には要警戒 です。ヨーロッパの観光地では、ブレスレットや花を「プレゼント」と言って手渡し、受け取った後で「チップを払え」としつこく要求してくるケースがよくあります。こうした場面では、手を出さずに「No, thank you」とはっきり断ることが大切です。
最低限の英語フレーズを覚える
言葉の壁によるトラブルを避けるためには、最低限の現地語や英語のフレーズを覚えておくことが役立ちます。特に、以下のようなフレーズを事前に学んでおくと、緊急時に役立ちます。
「助けてください!」(英語: Help me!)
「警察を呼んでください」(英語: Call the police.)
「病院に行きたいです」(英語: I need to go to the hospital.)
「いくらですか?」(英語: How much is this?)
また、スマートフォンの翻訳アプリ(Google翻訳、VoiceTraなど)を活用すれば、スムーズにコミュニケーションが取れるため、事前にインストールしておくと安心です。
旅行保険に加入する
海外での病気や怪我、盗難などのトラブルに備えて、必ず旅行保険に加入しておくことが重要 です。特に、医療費が高額な国(アメリカ、カナダ、ヨーロッパなど)では、ちょっとした治療でも数十万円かかることがあるため、保険なしでは大変なことになります。
旅行保険を選ぶ際は、以下の補償内容を確認しましょう。
- 治療・救援費用の補償(海外での病気・怪我に対応)
- 盗難・紛失補償(パスポートや貴重品の紛失時の対応)
- キャンセル費用補償(急な予定変更に対応)
また、緊急時には日本大使館や領事館が頼りになります。渡航前に、訪問国の大使館の所在地や連絡先を控えておく と、万が一の際にスムーズに対応できます。

まとめ|海外旅行でのトラブルは「事前準備」で避けられる!
海外では、「日本と同じ感覚で行動しないこと」が大切です。日本では当たり前のことでも、海外では通用しないことが多く、油断するとトラブルに巻き込まれやすくなります。
また、周囲の状況を常に意識し、危険を回避する力を身につけることも重要 です。「この場所は安全か?」「この人の行動は怪しくないか?」といった危機管理意識を持つことで、不審な状況をいち早く察知し、トラブルを回避することができます。
海外旅行は、計画的に準備を進め、安全対策を徹底すれば、安心して楽しむことができます。しっかりとリスク管理を行い、充実した旅の思い出を作りましょう!
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