海外旅行では、クレジットカードの利用が一般的ですが、同時にスキミング被害のリスクも高まります。スキミングとは、カード情報を不正に読み取られ、悪用される犯罪手口 で、ATMやレストラン、ホテルなどさまざまな場所で発生しています。
特に近年では、非接触型のスキミング技術が発達し、気づかないうちに情報を盗まれるケース も増えています。そのため、海外で安全にクレジットカードを使用するためには、事前の対策が不可欠 です。
本記事では、海外旅行中のスキミング対策と、万が一被害に遭った場合の対応方法 について詳しく解説します。
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海外旅行中のスキミング対策

海外では、クレジットカードが主な決済手段として利用されることが多く、その分スキミング犯罪の標的になりやすい というリスクがあります。
スキミング被害を防ぐためには、カード情報の保護と、安全な利用方法を意識することが重要 です。
スキミング防止ケース・RFIDブロッキングカードを使用
最近のクレジットカードには、非接触型(NFC)機能が搭載されているものが多く、無線スキミングによる被害が増加 しています。これを防ぐために、RFID(電波遮断)機能を持つスキミング防止ケースやブロッキングカードを利用するのが有効 です。
これらのアイテムを使うことで、カードの情報が不正に読み取られることを防ぎ、より安全に持ち運ぶことができます。特に、空港や観光地など、人が密集する場所ではスキミング被害が発生しやすいため、必ず使用することをおすすめします。

ATMは安全な場所を選ぶ
海外のATMはスキミング装置が仕掛けられていることがあり、カード情報が盗まれるリスクが高いため、利用する際には慎重な判断が必要です。
安全なATMを選ぶためのポイントは以下の通りです。
- 銀行やショッピングモール内のATMを利用し、路上や人気のない場所のATMは避ける
- カード挿入口に異常がないか確認し、不審な機器が取り付けられていないかをチェックする
- 暗証番号を入力する際は、手で覆いながら入力し、周囲に気を配る
また、必要以上に頻繁にATMを利用せず、1回の引き出し額を大きめにすることで、利用回数を減らすことも有効な対策となります。
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クレジットカードの利用履歴を定期的に確認
スキミング被害に遭っても、すぐに気づかないケースが多い ため、定期的にカードの利用履歴をチェックすることが重要です。
ほとんどのクレジットカード会社では、公式アプリやオンラインサービスを提供しており、リアルタイムで利用明細を確認できる ようになっています。これを活用し、見に覚えのない請求がないかを常にチェックする習慣をつけましょう。
もし不審な取引を発見した場合は、すぐにカード会社へ連絡し、利用停止や不正取引の調査を依頼することが大切です。
ICチップ付きのクレジットカードを使用
ICチップ付きのクレジットカードは、従来の磁気ストライプ式カードよりもセキュリティが高く、スキミングによる不正利用のリスクを大幅に軽減できます。
海外では、ICチップ対応のカードが一般的になっているため、できるだけICチップ搭載のクレジットカードを使用し、磁気ストライプのみのカードは使わないようにする ことが推奨されます。
また、カード決済を行う際は、「PINコード(暗証番号)での認証を求める店舗を選ぶ」ことも安全対策の一つ です。
必要以上のカードを持ち歩かない
海外旅行中は、クレジットカードを複数枚持っていると、紛失や盗難のリスクが高まるため、必要最小限のカードだけを持ち歩くことが重要です。
一般的に、旅行中はメインのカード1枚と予備のカード1枚の計2枚を持つのが理想的 です。メインのカードは日常の決済に使用し、予備のカードはホテルのセーフティボックスなどに保管しておくと、万が一の際に対応しやすくなります。
また、カードの情報を盗まれるリスクを減らすために、カード番号やセキュリティコードをスマホやメモに記録せず、安全に管理することも大切です。

海外でのスキミングとは?よくある被害について解説
スキミングとは、クレジットカードやデビットカードの情報を不正に盗み取り、偽造カードを作成して不正利用する犯罪 です。特に海外では、観光客をターゲットにしたスキミング犯罪が多発しており、気づかないうちに被害に遭うケースが後を絶ちません。
スキミングの手口は年々巧妙化しており、ATMや店舗の決済端末だけでなく、無線技術を使って非接触で情報を盗むケースも増えています。ここでは、海外で発生しやすいスキミング被害の具体的な手口を詳しく解説します。
ATMや店舗でのカード情報盗難
海外では、ATMや店舗の決済端末にスキミング装置(カードリーダー)を取り付け、カード情報を盗み取る手口が多く報告されています。
この手口では、ATMのカード挿入口にスキミング装置を仕掛け、カードを挿入した瞬間に磁気情報がコピーされる仕組みになっています。また、暗証番号を盗み取るために、キーパッドの上に小型カメラが設置されていることもあります。
さらに、店舗での決済時に店員がカードを持ち去り、裏でスキミング装置に通して情報を抜き取る手口もあります。特にレストランやバーでは、カードを奥に持っていって決済するケースが多く、不正にコピーされても気づきにくいため、注意が必要です。
- ATMは銀行内やショッピングモール内のものを利用し、路上のATMは避ける
- カード挿入口やキーパッド周辺に不審な機器がないか確認する
- レストランやホテルでは、決済時にカードを自分の目の前で処理してもらうようにする
無線スキミング(非接触型の情報盗難)
近年では、カードをスキミング装置に通さずに、無線通信技術を使って情報を盗み取る「無線スキミング」 が増えています。
この手口では、スキマー(情報を盗み取る装置)を持った犯人が、観光客のバッグやポケットの近くを通るだけで、非接触型クレジットカードの情報を抜き取ることが可能です。特に、空港や駅、ショッピングモールのような混雑した場所では、人混みに紛れて近づき、気づかれないようにスキミングを行うケースがあります。
- RFIDブロッキングケースを使用し、カードの無線通信を遮断する
- 複数のカードをまとめて財布に入れ、情報が読み取られにくい状態にする
- クレジットカードの非接触決済機能をオフにする設定が可能なら無効化する
ホテルやレストランでのカード不正使用
スキミングはATMや店舗だけでなく、ホテルやレストランでも発生する可能性があります。
ホテルのフロントでは、宿泊時にクレジットカードを提示することが一般的ですが、一度カードをコピーされると、後日不正利用される可能性がある ため、注意が必要です。特に、小規模なホテルや、スタッフの管理がずさんな宿泊施設では、不正コピーが行われるケースもあるため、信用できるホテルを選ぶことが大切です。

また、レストランやバーでは、会計時にカードを預けると、裏でスキミング装置を通されるリスクがあるため、できるだけ目の前で決済処理をしてもらうようにしましょう。
- ホテルのフロントでは、カードを預けたままにせず、短時間で手続きを終える
- 支払い時は、カードを目の前でスキャンしてもらい、持ち去られないようにする
- 領収書やレシートを保管し、不審な請求がないか後で確認する
スキミング被害に遭ったときの対処法

万が一、海外旅行中にスキミング被害に遭ってしまった場合、迅速な対応が重要です。
スキミングされたクレジットカード情報はすぐに悪用されることが多く、放置すると短期間のうちに高額な不正利用が発生する可能性があります。
そのため、被害を最小限に抑えるための適切な対処方法を知っておくことが大切です。
すぐにカード会社に連絡して利用停止
スキミングによる被害が発覚したら、最優先でカード会社に連絡し、不正利用の報告とカードの利用停止を依頼 しましょう。
クレジットカード会社は、不正取引のパターンを監視しており、通常とは異なる利用履歴があると、警告メールや電話で通知が来ることがあります。このような連絡があった場合は、速やかに対応し、不審な取引がないかを確認することが重要 です。
また、海外旅行中にカードを利用する場合は、事前にカード会社に渡航先を伝えておくと、不審な取引として誤認されるリスクを減らせます。
- 利用停止(カードの一時停止・再発行)の手続きを依頼する
- 不正利用された取引の詳細を確認し、キャンセルを申請する
- カードの再発行が可能か、どのような手続きが必要かを確認する
主要なクレジットカード会社は、24時間対応のカスタマーサポートを提供しているため、すぐに連絡できるよう、事前に緊急連絡先を控えておくことが重要です。
海外旅行保険の適用を確認する
スキミング被害による金銭的な損害は、加入している海外旅行保険によって補償される場合があります。特に、クレジットカード付帯の旅行保険や、個別に加入している保険の補償内容を確認することで、被害額をカバーできる可能性があります。
保険を利用するためには、被害の証明となる書類(警察の被害届やカード会社の利用履歴の記録など)を提出する必要があるため、すぐに処理できるよう準備しておくことが大切です。
- スキミング被害が補償対象になっているか確認する
- 必要書類(警察の被害届、カード会社の明細など)を確保する
- 保険会社へ連絡し、請求手続きを行う
クレジットカード付帯の保険は、カード会社によって補償内容が異なるため、事前にスキミング被害への対応が含まれているか確認しておくと安心です。

警察や大使館に被害届を提出
海外でスキミング被害に遭った場合は、現地の警察に被害届を提出し、被害証明書を発行してもらうことが重要 です。この証明書は、クレジットカード会社への不正利用の報告や、海外旅行保険の請求手続きに必要になります。
また、滞在国の日本大使館や領事館にも報告しておくと、今後の対応に関するアドバイスを受けたり、必要なサポートを受けることができます。
- できるだけ早く最寄りの警察署を訪れ、スキミング被害を報告する
- 被害届の控えをもらい、証拠として保管する
- 言葉が通じない場合は、大使館に相談し、通訳のサポートを受ける
被害届を提出することで、スキミング被害の証明ができるため、カード会社への不正請求の取り消しや保険の補償申請がスムーズに進むようになります。
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クレジットカードの再発行とセキュリティ対策を強化
スキミング被害に遭ったカードは、たとえ一度不正利用が止まっても、情報が流出している可能性があるため、新しいカードに切り替えるのが安全 です。
カードの再発行手続きは、通常カード会社が無料で行ってくれますが、海外滞在中に再発行する場合は、現地の住所に送ることができるか確認が必要です。
また、スキミング被害を防ぐために、今後は以下のようなセキュリティ対策を強化することが大切です。
- カードの利用履歴をこまめに確認する
- オンライン決済時に「ワンタイムパスワード」や「二段階認証」を設定する
- 非接触決済(NFC機能)をオフにする、またはRFIDブロッキングケースを使用する
被害後の対応を迅速に行うことで、さらなる不正利用を防ぎ、金銭的な被害を最小限に抑えることができます。
まとめ – 海外旅行ではスキミング対策を万全に!
海外旅行ではクレジットカードの利用が便利ですが、スキミング犯罪のリスクがあるため、適切な対策を講じることが不可欠 です。スキミングの手口は年々巧妙化しており、ATMや店舗での不正読み取りだけでなく、無線通信を使った非接触型スキミングも増えています。
旅行中のちょっとした油断が、大きな金銭的損害につながる可能性があるため、常に警戒心を持つことが大切です。
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