「カンボジアに行ってみたいけど治安がちょっと不安…」
そう感じている女性旅行者は多いはず。
でも実際のところ、カンボジアは正しい知識と対策さえあれば、女性でも一人旅を楽しめる魅力的な国なんです。
ただし、油断は禁物。スリや詐欺、夜間の治安リスクなど、知っておくべきポイントもたくさんあります。
本記事では、女性がカンボジア旅行を安心・安全に楽しむための具体的な鉄則と対策をシーン別に徹底解説します！
カンボジアの治安【基本情報】女性が知るべき現状
カンボジアは東南アジアの中でも比較的穏やかな国とされていますが、女性の旅行者にとっては、やはり注意しておきたいポイントがいくつかあります。
ここでは、まずは基本的な治安状況と、実際に起こりやすいトラブルについて解説していきます。
外務省が示すカンボジアの治安レベルと女性旅行者への注意喚起
日本の外務省は、カンボジア全土に対して「レベル1：十分注意してください」という治安情報を出しています。これは、特に緊迫した状況ではないけれども、スリ・詐欺・ひったくりなどの軽犯罪には常に注意が必要というレベルです。
外務省は女性旅行者に対して特に以下の点を注意するよう呼びかけています。
- 夜間の一人歩きは避ける
- トゥクトゥクの利用時は身の回り品に注意
- 親しげに近づいてくる現地人には慎重な態度を
つまり、観光そのものが危険というわけではないものの、「安全だと思い込まないこと」がカンボジア旅行のポイントです。
カンボジアで女性観光客が実際に遭いやすい治安トラブル
実際に多いトラブルとして、まず挙げられるのがひったくりとスリ。特に人混みや観光地では、バッグを開けられたり、スマホを狙われたりするケースが多発しています。
また、女性ならではのトラブルとして、
- トゥクトゥクやバイクタクシーでの身体的接触
- ナイトマーケットやバーでの過度なナンパ
- 「親切な現地人」を装った詐欺や押し売り
なども報告されています。
こういったトラブルは、服装や態度、時間帯を少し変えるだけで予防が可能です。後ほど具体的な対策も紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
プノンペンとシェムリアップ、女性が注意すべき治安の違い
カンボジアの代表的な都市、プノンペンとシェムリアップ。どちらも観光の拠点として人気ですが、治安面では微妙に差があります。
- 首都である分、交通量も多く、混雑も激しい
- 繁華街では夜間のひったくりや暴行が多め
- ナイトマーケットや川沿いのエリアでのスリ被害が多数
- 観光地中心の小さな町で、比較的穏やか
- アンコールワット周辺では観光客向けのぼったくりが目立つ
- ナイトスポットでは外国人を狙った声かけや詐欺も報告あり
つまり、どちらも「安全」と言い切れるわけではなく、それぞれの特徴を理解しておくことが重要です。
夜間の治安：カンボジアで女性の一人歩きが危険な時間帯
特に注意すべきは、夜間の一人歩き。現地では、日が沈むと治安が急激に変わることがあります。
- 20時以降のトゥクトゥク利用は、なるべく配車アプリで対応
- 暗い路地や川沿い、観光客の少ないエリアは避ける
- 宿泊先までの移動は、できるだけ明るく人通りの多い道を選ぶ
カンボジアの夜は思った以上に暗く、人の目が届きにくくなるため、自分の身は自分で守る意識が何よりも大切です。
カンボジアで女性が特に注意すべき治安対策【シーン別】
カンボジア旅行では、場所やシーンによって気をつけたいポイントが変わります。
ここでは女性旅行者が直面しがちなシチュエーションごとに、安全に過ごすためのコツを丁寧に解説します。
女性の服装は治安に影響？カンボジアでの適切な肌見せと寺院マナー
カンボジアでは寺院や観光地での服装に厳しい決まりはないものの、過度な露出はトラブルの元になることも。
特に肩や膝が出る服装は、ナンパのターゲットにされやすくなるため、スカーフや薄手の羽織りでカバーするのが安心です。
寺院では肩を隠したり、肌寒い朝晩にはストールが一役買ったりと、機能的かつ現地文化を尊重する服装を心がけましょう。
トゥクトゥクでの治安リスク：女性が安全に利用するための方法
トゥクトゥクは便利で手軽ですが、運転手との距離が近いため注意が必要です。
支払い方法やルートは事前に確認し、目的地に向かう際は複数人の利用者がいる車両を選ぶと安心。
また、夜間利用する場合には、ホテルやレストランのスタッフに信頼できる運転手を手配してもらうのがベター。
現地の人とのコミュニケーションも含めて、安全を第一に考えた利用を心がけましょう。
カンボジアでの交流と治安：女性を狙った親切な誘いへの警戒
「一緒にごはんでもどう？」と親切な誘いがあっても、特に女性ひとり旅の場合は慎重になったほうが無難です。
見知らぬ人からの誘いは、簡単に乗らず「まずはホテルに戻ります」と返すのが吉。
また、ツアー会社やホテルの正規な案内でない者にはついて行かず、万一困ったらスタッフの助けを借りるようにしましょう。
遺跡観光での治安：アンコールワットで女性が注意すべきこと
アンコールワットや周辺遺跡群には観光客が集中しますが、遺跡の裏手や人気の少ない場所ではスリや置き引き、ナイトマーケットでの押し売りが起こりがち。
観光中はリュックを前に抱える、カメラはしっかり持つなど、貴重品の管理をしっかりと。
また、トイレ利用や休憩の際も、簡単に荷物を置かないようにしましょう。
ナイトスポットの治安：カンボジアのバーで女性が身を守る方法
夜のバーやナイトマーケットは楽しい一方で、酔った勢いで「ついておいで」と誘われるケースもあります。
アルコールを飲む際は飲み物から目を離さず、知らない人からの無理な誘いはきっぱり断る。
もし相手がしつこい場合は、大声で「No thanks」と伝えるか、スタッフに助けを求めるのが大切です。
カンボジアの治安：女性が狙われる犯罪手口と対策
旅先で警戒すべき犯罪パターンを知っておけば、遭遇時に冷静に対応できます。
ここでは実際に報告されている手口と、それぞれの対策を詳しくご紹介します。
【手口と対策】最も多いひったくり：巧妙な手口と貴重品の守り方
カンボジアではバイクやトゥクトゥクからのひったくりが非常に多く報告されています。
特に信号待ちや人混みで、バイクが突然近づいてバッグをかすめ取る手口が頻繁に発生。
現金やスマホなど貴重品は瞬時に奪われるので、バッグは斜めがけ＆前に抱えるのが基本です。
財布やスマホは中ポケットに入れ、目立つアクセサリーは控えた方が無難です。
【手口と対策】バイク強盗：二人乗りの犯行パターンと回避術
複数の犯人による二人乗りバイクでの強盗も油断できません。
夜間や人通りの少ない道で、急に二人乗りバイクが横付けされ、バッグを奪われるケースが報告されています。
この対策としては、安全なルートを選び、人混みや明るい通りを使う移動がベター。
さらに、夜間に出かけるときは信頼できるホテルの車両を事前に手配するのが安心です。
【手口と対策】睡眠薬強盗：親切の裏に潜む危険と断り方
ドリンクに睡眠薬を混ぜる「睡眠薬強盗」も、一部観光客が被害に遭ったと報告されています。
バーやナイトマーケットで「ちょっと飲んでみない？」と誘われ、知らずに口にしたことで意識を奪われ、荷物や現金を盗まれることがあります。
万一遭遇した時は、自分だけのドリンクは持たず、グループで利用する、見知らぬ人からの飲み物は断る勇気を持つことが大切です。
【手口と対策】イカサマ・ぼったくり詐欺：よくある事例と見破り方
遺跡やマーケットでは、偽ガイドによる高額なツアー勧誘、宝石やお守りの押し売りなどが頻繁に行われています。
初心者女性旅行者は特に標的にされやすく、「無料で見せてあげる」と言われた後に値段を吊り上げられるケースが多い。
対策としては、価格を事前に明確に確認し、カンボジアリエルかドルで払う、領収書を必ずもらうことでトラブルを回避できます。
まとめ｜正しい知識と万全な対策で、カンボジアは女性でも安全に楽しめる！
カンボジアは歴史的遺産や美しい自然、そして素朴な人々との交流が楽しめる魅力的な国ですが、女性旅行者にとってはやはり「安全対策」が欠かせません。
とはいえ、危険情報に怯えるだけではもったいない！
今回ご紹介したように、正しい知識とちょっとした工夫をするだけで、カンボジア旅行は安心で心に残る素晴らしい体験になります。
大切なのは「用心はするけど、必要以上に怖がらないこと」。トラブルの回避方法を知っておけば、自信を持って旅を楽しめます。ぜひこの記事を参考に、自分だけのカンボジアの思い出を作ってくださいね！
