海外旅行の防犯対策として、防犯ブザーを持っていく人も多いですが、「防犯ブザーは本当に効果があるのか?」「逆に危険を招くことはないのか?」と疑問に思う人もいるでしょう。
日本では、防犯ブザーは「周囲の人に助けを求める」手段として有効ですが、海外では地域によっては逆効果になる可能性もある ため、正しい知識と使い方を理解することが大切です。
本記事では、防犯ブザーが逆効果になってしまう理由、適切な使用方法、海外での防犯ブザーのメリットについて詳しく解説します。
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防犯ブザーが逆効果になってしまう理由
防犯ブザーは本来、安全を守るためのアイテムですが、海外では状況によっては逆に危険を招くことがあります。
その理由を詳しく見ていきましょう。
地域によって防犯意識が異なる

日本では、防犯ブザーの音を聞いたら「誰かが助けを求めている」と考え、周囲の人がすぐに反応することが多いですが、海外では状況が異なります。
例えば、治安の悪い地域では、犯罪やトラブルが日常的に発生しているため、「誰かが騒いでいても気にしない」文化が根付いていることもある のです。特に、南米やアフリカの一部地域では、警察ですら犯罪に介入しないこともあり、防犯ブザーを鳴らしても助けを求めることができない可能性があります。
そのため、防犯ブザーを鳴らすことで周囲の注意を引くことができるかどうかは、国や地域によって異なるため、事前に渡航先の治安情報を調べることが大切です。

犯罪者の反応を予測できない

防犯ブザーは、犯罪者を威嚇し、逃げる時間を稼ぐための手段ですが、逆に犯罪者を刺激し、怒らせてしまうリスクもあります。
例えば、強盗やひったくり犯がブザーの音で焦り、攻撃的な行動を取る可能性があるため、慎重に使用する必要があります。特に、ナイフや銃を持っている犯罪者の場合、防犯ブザーを鳴らしたことで攻撃される危険もあるため、状況を見極めた上で使用することが重要です。

周囲の人が「関わりたくない」と思うケース

防犯ブザーは「周囲の人に助けを求めるため」に使うものですが、海外では「関わりたくない」と思われ、助けてもらえないこともあります。
特に、治安の悪いエリアでは、人々が犯罪に巻き込まれるのを恐れ、トラブルが発生しても無視することが多いです。そのため、防犯ブザーの音が響いても、誰も助けに来ない可能性がある という点を理解しておく必要があります。
また、一部の国では、防犯ブザーの音が「いたずら」や「子どもが遊んでいる音」と誤解されることもあるため、期待した効果を得られないケースもあります。
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海外で防犯ブザーを使う場所を選ぶことが重要

防犯ブザーは、使う場所や状況を間違えると逆効果になる可能性があります。海外では、日本と異なり、防犯ブザーの音に周囲の人が敏感に反応するとは限りません。そのため、適切な場所とタイミングを見極めることが大切です。
ここでは、防犯ブザーを使う際に意識すべきポイントについて詳しく解説します。
人が多い場所で使用する
防犯ブザーを鳴らす際に最も重要なのは、周囲に人がいることを確認すること です。
例えば、人通りの少ない裏路地や閑散としたエリアでブザーを鳴らしても、助けを求めることが難しいです。それどころか、音を聞いた犯人がパニックになり、さらに危険な行動を取る可能性もあります。
・観光地やショッピングモールなど、人が多い場所
・駅やバス停など、警備員やスタッフがいるエリア
・レストランやカフェの近く(通行人が多い場所)
人が多い場所であれば、防犯ブザーの音に気づいた誰かが助けてくれる可能性が高くなり、犯罪者も逃げる確率が上がる ため、適切な場所を選ぶことが大切です。
逃げ道を確保したうえで使う
防犯ブザーは、助けを求めるための手段であると同時に、逃げるための時間を稼ぐ道具でもあります。しかし、周囲の状況を考えずにブザーを鳴らすと、逃げ場がなくなり、逆に危険な状況に追い込まれることもあります。
・逃げられる道が確保されているか(細い路地や行き止まりでは使わない)
・警察やガードマン、店員など、助けを求められる人が近くにいるか
・犯罪者の反応を予測し、威嚇するのが逆効果にならないか考える
防犯ブザーを使う際は、必ず逃げられる状況を作ってから鳴らすことが重要です。逃げ道のない場所で使うと、犯人に追い詰められてしまう可能性があるため、状況判断を慎重に行いましょう。
海外で防犯ブザーには良い効果ももちろんある
これまで防犯ブザーが逆効果になる可能性について解説しましたが、適切な場所や状況で使用すれば、防犯ブザーは海外旅行中の安全を守る強力なツールになり得ます。
犯罪者の意図をくじき、危険な状況から抜け出すための手段として、防犯ブザーの持つメリットを理解しておきましょう。
緊急時に周囲の注意を引ける
防犯ブザーの最大のメリットは、周囲の人の注意を引くことができる点です。
たとえば、スリやひったくりに遭いそうになったとき、ブザーを鳴らすことで近くの人が気づき、犯罪者が逃げ出す可能性が高まる でしょう。
また、人が多いエリアであれば、周囲の人が「何かあったのか?」と関心を持ち、助けてくれる確率も上がります。
・夜間の人気のある観光地で不審者に追われたとき
・混雑した場所でスリに遭いそうになったとき
・人気のない道で後をつけられていると感じたとき
防犯ブザーは、音で状況の異常さを周囲に伝えることができるため、危険を察知したら早めに使用することが重要です。

犯罪者を威嚇し、逃げるチャンスを作る
犯罪者の多くは、周囲に気づかれずに素早くターゲットを襲うことを狙っています。そのため、防犯ブザーの大きな音が鳴ると、計画が台無しになることを恐れ、逃げ出すケースが多い のです。
特に、ひったくりや強盗のような強引な手口の犯罪では、大音量のブザーが犯罪者をひるませる効果があるため、犯行を未然に防ぐことができます。
・できるだけ早いタイミングでブザーを鳴らし、相手を驚かせる
・鳴らした後、すぐに安全な場所へ逃げる
・警察や周囲の人に助けを求める
ただし、相手が武器を持っている場合は、威嚇することで逆上させる可能性があるため、慎重に判断する必要があります。
このようなケースでは、防犯ブザーを使うよりも、相手の要求に従って冷静に対処するほうが安全な場合もあります。
子どもや女性の安全対策として有効
海外では、女性や子どもがターゲットになりやすいため、防犯ブザーを持っていること自体が犯罪抑止につながることもあります。
たとえば、子ども連れの旅行や、一人旅をする女性にとって、防犯ブザーは「持っているだけで安心感が増すアイテム」 です。
・子どもには防犯ブザーの使い方を事前に教えておく
・一人旅の場合、バッグや衣類に防犯ブザーを取り付けておく
・タクシーやホテルで不安を感じたときにすぐ手に取れる場所にセットする
防犯ブザーを持っていることで、「もしものときにすぐに対応できる」という安心感を得ることができるため、特に女性や子どもにはおすすめのアイテムです。

まとめ – 海外で防犯ブザーを正しく活用し、安全な旅行を
海外旅行では、防犯ブザーが有効な場面もあれば、逆に危険を招く可能性がある場面もあるため、使い方に注意が必要 です。
防犯ブザーの本来の目的は、犯罪を未然に防ぎ、危険な状況から逃げるチャンスを作ることですが、適切な場所とタイミングを見極めることが重要になります。
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