「バルセロナは治安が悪いって聞くけど、具体的にどの地域が危ないの?」
そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
サグラダ・ファミリアやグエル公園など見どころが尽きないバルセロナですが、実はヨーロッパ屈指のスリ多発都市としても知られています。
この記事では、バルセロナで治安が悪い地域を地図付きで紹介し、リスクメイトに寄せられた実際の被害体験談とともに、旅行者が取るべき安全対策をわかりやすく解説します。
リスクメイト笑顔バルセロナの危ないエリアを地図で確認しながら、実際の被害談もチェックしていこう!出発前に読んでおけば安心度がぐっと上がるよ。
バルセロナで治安が悪い地域はどこ?まず知っておきたい最新の治安事情


バルセロナで治安が悪い地域を知る前に、まずは街全体の治安の特徴を押さえておきましょう。
結論からいうと、バルセロナは凶悪犯罪よりもスリ・置き引きが圧倒的に多い街です。
「命の危険」よりも「財布・スマホ・パスポートを失うリスク」が高いと考えておくと、対策のイメージがつかみやすくなります。
外務省の危険レベルは?「危険情報なし」でも油断できない理由
外務省の海外安全ホームページでは、スペイン全土に危険レベルは発出されていません(執筆時点)。
しかし「危険レベルなし=安全」ではありません。
在バルセロナ日本国総領事館は、日本人旅行者のスリ・置き引き被害について定期的に注意喚起を出しており、観光客が集まる場所ほど被害が集中しているのが実情です。
日本人被害の約9割はスリ・置き引き
在バルセロナ日本国総領事館の資料によると、2026年1月〜3月だけで32件の日本人被害が報告されています。
そのうち手口別では置き引き・スリが全体の約88%を占めており、バルセロナでの被害のほとんどが「気づかないうちに盗まれる」タイプであることがわかります。
強盗のような目立つ犯罪は少ないものの、「自分は気をつけているから大丈夫」という油断が一番の敵です。
昼間の観光中こそ要注意!被害が多い場所と時間帯
同資料では、被害場所は飲食店内(約25%)、路上・広場(約22%)、駅・電車内(約18%)の順に多くなっています。
さらに、被害の約半数は昼間の12時〜17時に発生しています。
「夜だけ気をつければいい」と考えがちですが、バルセロナでは観光や食事を楽しんでいる真っ昼間こそ狙われやすいのです。
- 外務省の危険レベルは発出なし(執筆時点)
- 日本人被害の約88%がスリ・置き引き
- 被害場所は飲食店・路上・駅や電車内が上位
- 被害の約半数は昼間(12〜17時)に発生




【地図で確認】バルセロナの治安が悪い地域7選と実際の被害体験談





ここからは、バルセロナで特に注意したいエリアを地図付きで紹介するよ。泊まるホテルや観光ルートと照らし合わせてみてね!
ここでは、バルセロナの中でも特に被害報告が多い7つのエリアを紹介します。
いずれも観光の定番スポットばかりなので、「行かない」のではなく「危険を知ったうえで行く」ことが大切です。
①ランブラス通り|バルセロナ最大のスリ多発エリア
カタルーニャ広場から港まで続くランブラス通りは、バルセロナを代表する目抜き通りです。
大道芸人や露店に人だかりができやすく、人混みに紛れたスリが最も多いエリアとして知られています。
リスクメイトにも、大道芸人を見ている間にリュックのファスナーを開けられ財布を盗まれた体験談や、パスポートだけを抜き取られたという投稿が寄せられています。
また、ランブラス通りは2017年8月に車両突入テロが発生し、多くの死傷者が出た場所でもあります。
人が密集する場所では、犯罪だけでなくテロや群衆事故のリスクも頭に入れておきましょう。
スペイン
スリ/置き引き
訪問日
2024年
投稿日
2025年
大道芸人の周りにできた人だかりの中で、気づかないうちにリュックのファスナーを開けられ、財布を盗まれた。混雑で犯人は特定できなかった…
スペイン
スリ/置き引き
訪問日
2024年
投稿日
2026年
気がつくとバッグが開いていて、中のパスポートだけが盗まれていた。ほかの物は無事で、明らかにパスポートを狙った犯行だった…
②ラバル地区|夜は近づきたくない旧市街の路地
ランブラス通りの西側に広がるラバル地区は、移民街やバーが集まる下町エリアです。
近年は美術館やおしゃれなカフェも増えましたが、夜間は人通りの少ない路地で、ひったくりや強盗、薬物の売買が報告されています。
昼間に散策する分には楽しいエリアですが、夜間の徒歩移動や一人歩きは避けるのが無難です。
③ゴシック地区|迷路のような路地はスリの隠れ家
バルセロナ大聖堂を中心とするゴシック地区は、中世の街並みが残る人気観光エリアです。
一方で、細い路地が入り組んで見通しが悪く、スリやひったくりが逃げ込みやすいという特徴があります。
地図アプリを見ながら立ち止まっていると「迷っている観光客」と見なされやすいので、ルートは事前に確認しておきましょう。
④サグラダ・ファミリア周辺|入場待ちの行列と周辺店が狙われる
世界中から観光客が集まるサグラダ・ファミリア周辺は、行列中や写真撮影中、周辺の飲食店での置き引き・スリが多発しています。
建物を見上げて夢中になっている瞬間は、まさにスリにとって絶好のチャンスです。
リスクメイトには、向かうメトロの中で4人組に囲まれた体験や、近くのマクドナルドで支払い時に財布の場所を見られ、席で盗まれた体験が投稿されています。
スペイン
スリ/置き引き
訪問日
2024年
投稿日
2025年
空港からサグラダ・ファミリアへ向かうメトロの中で4人組に囲まれた。1人の手をつかむと「席を譲ろうとした」と言われたが、明らかにおかしかった…
スペイン
スリ/置き引き
訪問日
2023年
投稿日
2026年
マクドナルドで支払いをした際、財布をしまう場所を見られていた。席に着くと隣に座ってきて、タイミングを見てバッグから財布を取られた…
⑤カタルーニャ広場|空港バスの発着点は到着直後の旅行者を狙う
カタルーニャ広場は空港バスや地下鉄が発着するバルセロナの交通の中心地です。
スーツケースを持った到着直後の旅行者が多いため、荷物から目を離した瞬間の置き引きや、話しかけて気をそらすスリが発生しやすい場所です。
到着直後は疲れて注意力が落ちやすいので、ホテルにチェックインするまでは特に警戒しておきましょう。
⑥地下鉄・サンツ駅|ぶつかりスリと乗車時の混雑に注意
バルセロナの地下鉄や主要駅では、乗り降りの混雑に紛れて体をぶつけ、その隙にポケットやバッグから貴重品を抜き取る手口が定番です。
リスクメイトにも、地下鉄でぶつかられた直後にジャケットのポケットから財布が消えていた体験や、電車に乗る瞬間にぶつかってきた女性にショルダーバッグから財布を抜かれた体験が寄せられています。
犯人は見た目では「普通の人」であることが多く、身なりで判断しないことが大切です。
スペイン
スリ/置き引き
訪問日
2024年
投稿日
2026年
地下鉄で近づいてきた人にぶつかられ、体に触れられた感覚があった。念のためジャケットのポケットを確認すると、財布が盗まれていた…
スペイン
スリ/置き引き
訪問日
2018年
投稿日
2026年
電車に乗ろうとしたとき、女性がぶつかってきて先に乗り込んだ。ふとショルダーバッグを見ると半開きで、財布がなくなっていた…
⑦バルセロネータ|ビーチと向かうバスでの置き引き
地中海に面したバルセロネータのビーチは、夏になると多くの観光客でにぎわいます。
泳いでいる間や日光浴でうとうとしている間に、砂浜に置いた荷物ごと持ち去られる置き引きが多発しています。
また、ビーチへ向かう混雑したバスの車内でポケットを探られたという体験談もあり、移動中も気を抜けません。
スペイン
スリ/置き引き
訪問日
2024年
投稿日
2025年
ビーチへ向かうバスの中でポケットを探られた。声を出すと突き飛ばされ、犯人は次のバス停で降りていった…
- ランブラス通り:人だかりでのスリ・パスポート盗難
- ラバル地区:夜間のひったくり・強盗
- ゴシック地区:細い路地でのスリ・ひったくり
- サグラダ・ファミリア周辺:行列・撮影中・飲食店での置き引き
- カタルーニャ広場:到着直後の旅行者を狙う置き引き
- 地下鉄・サンツ駅:乗降時のぶつかりスリ
- バルセロネータ:ビーチでの置き引き・バス内のスリ
観光客が狙われる!バルセロナで多発する犯罪の手口5選


バルセロナの犯罪者は、観光客の心理を巧みに突いてきます。
代表的な手口を知っておくだけで、被害に遭う確率は大きく下げられます。
ケチャップ・鳥のフンスリ|「親切な人」が実は犯人
服に液体をかけられ、「汚れていますよ」と親切そうに拭いてくれる人が現れる——これがケチャップスリです。
拭いてもらっている間に、仲間がバッグや財布を抜き取ります。
服に何かをかけられたら、相手の申し出を断り、すぐにその場を離れるのが鉄則です。
署名・「携帯を貸して」|善意につけ込む声かけ
地下鉄駅の前などで「署名をお願いします」と近づき、署名に気を取られている間にポケットを探る手口がよく報告されています。
リスクメイトには、サグラダ・ファミリアで「携帯を貸してほしい」と困った様子で話しかけられた体験も投稿されています。
見知らぬ人にスマホや財布を出さない・渡さないを徹底しましょう。
夜道で話しかけてくる2人組|警戒を解かせて背後から襲う強盗
バルセロナでは、夜間に気さくに話しかけてきた人物とは別の仲間が、死角から襲いかかる強盗も報告されています。
リスクメイトには、深夜にサグラダ・ファミリア方面の人通りの少ない道で2人組に首を絞められ、スマホや現金を奪われたうえ、けがを負ったという事例が掲載されています。
夜道で親しげに話しかけられても、立ち止まらずに人通りの多い道へ移動してください。
スペイン
強盗/窃盗
訪問日
2024年
投稿日
2026年
夜11時過ぎ、英語で気さくに話しかけてきた2人組の男に背後から首を絞められ、スマホ・イヤホン・現金を奪われ、歩行が困難になるほどのけがを負った…
空港の手荷物検査で貴重品が消える
盗難は街なかだけではありません。
リスクメイトには、バルセロナ空港の手荷物検査でトレーに入れた腕時計が消えてしまったという投稿もあります。
腕時計やアクセサリーなどの小さな貴重品は、検査前にバッグの中にしまっておくと安心です。
デモ・集会|観光地の近くで突然発生することも
バルセロナでは、カタルーニャ州政府庁舎のあるサン・ジャウマ広場周辺などで、デモや集会が開かれることがあります。
総領事館からも、集会に関係するグループが過激化する可能性について注意喚起が出されたことがあります。
デモや人だかりを見かけたら、興味本位で近づかず距離を取りましょう。
- 服を汚して気をそらすケチャップスリ
- 署名や「携帯を貸して」と近づく声かけスリ
- 夜道で親しげに話しかける2人組強盗
- 空港の手荷物検査での貴重品の紛失・盗難
- 中心部で突然発生するデモ・集会



「親切そうな人」ほど疑わなきゃいけないのは悲しいけど、バルセロナでは自分の身を守るための大事な感覚なんだよね…。




バルセロナで被害に遭わないための安全対策


治安が悪い地域や手口を知ったら、次は具体的な対策です。
どれも今日から実践できるシンプルなものばかりなので、ぜひ取り入れてください。
リュックは前に、バッグは体の前で抱える
背中のリュックはファスナーを開けられても気づけないため、混雑した場所では必ず体の前に抱えましょう。
ショルダーバッグも口がしっかり閉まるタイプを選び、ファスナーに南京錠やカラビナをつけておくと安心です。
パスポートや予備のカードは、服の下に身につけるセキュリティポーチに分けて持ち歩くのがおすすめです。
飲食店ではスマホと荷物をテーブルに置かない
バルセロナの日本人被害で最も多いのは飲食店内での置き引きです。
テラス席でテーブルにスマホを置いたり、椅子の背もたれにバッグを掛けたりするのは厳禁です。
荷物は膝の上に置くか、足で挟んでおくようにしましょう。
夜間は人通りの少ない道を歩かない
夜間のラバル地区や旧市街の路地は、昼間とは雰囲気が一変します。
帰り道は明るく人通りの多い大通りを選ぶか、タクシーや配車アプリを利用しましょう。
歩きながらスマホを見たり、イヤホンで周囲の音を遮ったりするのも避けてください。
被害に遭ったときの連絡先を控えておく
万が一被害に遭ったときに慌てないよう、連絡先は事前にメモしておきましょう。
スペインの緊急通報番号は112で、盗難の届出は警察署で行います。
パスポートを盗まれた場合は、在バルセロナ日本国総領事館(Avda. Diagonal 640)で帰国のための渡航書などの手続きが必要になります。
カード会社の紛失・盗難窓口の番号も、スマホとは別に紙で控えておくと安心です。
- リュック・バッグは体の前で持つ
- パスポートはセキュリティポーチで服の下に
- 飲食店でスマホ・荷物をテーブルや椅子に置かない
- 夜間は大通り・タクシーを利用する
- 緊急通報112・総領事館・カード会社の連絡先を控える




バルセロナで比較的安全に楽しめるエリアは?


治安が悪い地域ばかりではありません。
バルセロナには比較的落ち着いて過ごせるエリアもあり、宿泊先選びの参考になります。
ただし、どのエリアでもスリ対策は必要だという前提は忘れないでください。
アシャンプラ地区・グラシア通り|ホテル選びの定番エリア
カサ・バトリョやカサ・ミラが並ぶグラシア通り周辺のアシャンプラ地区は、整然とした碁盤の目状の街並みで見通しが良く、夜も比較的人通りが多いエリアです。
高級ブランド店やホテルが集まり、初めてのバルセロナ旅行でも宿泊先として選びやすいでしょう。
グラシア地区|地元の雰囲気を楽しめる落ち着いた街
グエル公園の南側に広がるグラシア地区は、小さな広場とカフェが点在する地元色の強いエリアです。
観光客が中心部ほど密集しないため、落ち着いて街歩きを楽しみたい人に向いています。
サリア・ペドラルベス地区|高級住宅街で穏やかな雰囲気
市の北西部にあるサリア・ペドラルベス地区は、閑静な高級住宅街です。
観光スポットは少なめですが、治安面では市内でも穏やかなエリアとされ、ペドラルベス修道院などをゆっくり巡ることができます。



泊まる場所を少し工夫するだけで、夜の移動のリスクはぐっと下がるよ。安全なエリアを拠点にバルセロナを満喫してね!
まとめ|バルセロナの治安が悪い地域を知って、安心して旅を楽しもう
バルセロナで治安が悪い地域は、ランブラス通り・ラバル地区・ゴシック地区・サグラダ・ファミリア周辺・カタルーニャ広場・地下鉄・バルセロネータなど、観光の定番スポットと重なっています。
凶悪犯罪は多くないものの、スリや置き引きは日常的に発生しており、「自分は大丈夫」という油断が最大のリスクです。
リスクメイトでは、旅行者が実際に遭遇した危険情報を地図で確認できます。
出発前にチェックして、安全で楽しいバルセロナ旅行にしましょう。










