「ホンジュラスって、どこか危ないイメージあるけど、実際どうなの?」と疑問に思ったことはありませんか?
中米に位置するこの国は、美しい自然や文化がありながら、世界有数の高い犯罪率を誇る“超ハイリスク地帯”でもあります。
特に日本人旅行者にも痛ましい事件が起きており、軽い気持ちで訪れるには注意が必要な国です。
この記事では、ホンジュラスが「やばい」と言われるリアルな理由から、具体的な事件例、現地事情まで、分かりやすく徹底解説していきます!
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ホンジュラスが「やばい」と言われる本当の理由とは?

ホンジュラスは単なるイメージではなく、実際に世界でもトップクラスに危険な国の一つです。
この章では、なぜホンジュラスが「やばい」と言われるのか、その本質的な5つの理由をリアルなデータと背景をもとに詳しく解説していきます!
① 世界トップクラスの殺人率を誇る危険都市
ホンジュラスの最大の問題は、なんといってもその異常な殺人率。特にサンペドロスーラは「世界で最も殺人率が高い都市」として何度もランクインしてきました。
警察すら手を出せない無法地帯が存在し、昼夜を問わず命の危険と隣り合わせの環境に、多くの市民が怯えながら生活しています。
銃撃事件や抗争に巻き込まれるリスクは、観光客であっても例外ではありません。特に知らない場所を不用意に歩くことは、絶対に避けるべき行動の一つです。
② 経済格差と失業率の異常な高さ

ホンジュラスでは、富裕層と貧困層の格差が極端に開いています。失業率も高く、若者たちが仕事を求めてもチャンスがほとんどない状況です。結果として、生活に困った人たちが犯罪に走るケースが後を絶ちません。
この“生活のための犯罪”が一般化してしまっているため、軽犯罪から凶悪事件まで、非常に身近なものになってしまっています。観光客も金銭目当ての標的にされることが多く、無防備な行動は命取りになるリスクが高いのです。
③ 麻薬カルテルとギャングが支配するエリア
ホンジュラスの一部地域では、事実上ギャングや麻薬カルテルが支配権を握っています。
彼らは独自のルールで街を支配し、一般市民だけでなく、警察や行政機関すら手出しできないエリアを形成しています。
特に、麻薬の流通ルート上にある都市や国境付近では、抗争が激化しており、一般人が巻き込まれるケースも多発。観光客がうっかり立ち入ると、命の保証はないと言っても過言ではありません。
④ 腐敗した警察と機能しない司法制度

ホンジュラスの治安悪化を加速させている要因が、警察の腐敗と司法制度の機能不全です。
一部の警察官はギャングと癒着していたり、賄賂を受け取ったりしており、犯罪被害に遭っても正義が守られないケースが非常に多いのが現実です。
観光客がトラブルに巻き込まれて警察を頼ったとしても、必ずしも守ってもらえるわけではないことを肝に銘じておく必要があります。「自己防衛」こそが、ホンジュラス滞在中の最重要ルールになるのです。
⑤ 貧困から生まれるストリートチルドレン問題
街角には、物乞いやスリを働くストリートチルドレンが数多く存在します。
彼らは生き延びるために小さな犯罪に手を染め、時には観光客を狙って集団で囲むこともあります。
見た目は小さな子供でも、集団で襲われた場合には財布やスマホを一瞬で奪われてしまうことも。特に市場やバスターミナル周辺では、細心の注意が必要です。
彼らもまた、社会の犠牲者ではありますが、だからといって情に流されると、自分自身が被害者になるリスクを高めてしまうのです。
ホンジュラスの「やばい」危険エリア

ホンジュラスの中でも、特に治安が悪いとされる都市はいくつかあります。
この章では、「ここは本当に危険だから近づかない方がいい」という都市をピックアップして、それぞれの特徴やリスクを詳しく紹介していきます!
サンペドロスーラ
サンペドロスーラは、「世界一殺人率が高い都市」として何度も名前が挙がってきた悪名高い都市です。
経済的にはホンジュラス第2の都市でありながら、ギャング抗争や麻薬取引が日常茶飯事で、殺人、誘拐、強盗が頻発しています。
昼間であっても一人歩きは非常に危険。現地の人ですら、エリアによっては絶対に足を踏み入れない場所も存在しています。もし滞在するなら、セキュリティが万全なホテルに滞在し、移動は必ず信頼できる手段を使うことが絶対条件です。
テグシガルパ
ホンジュラスの首都テグシガルパも、残念ながら治安が非常に不安定な都市です。
一見すると、政府機関や大きなビルが立ち並び「安全そう」に見えるかもしれませんが、実態は違います。
特に夜間は強盗や誘拐のリスクが跳ね上がり、観光客がタクシー強盗に遭う事件も多発。
さらに、警察の信頼度も低く、トラブルに巻き込まれた際に頼れる先がないのが現実です。
昼間でも油断せず、できるだけ移動は最小限に、目立たない行動を心がけましょう。
ラ・セイバ、チョルテカ周辺
ラ・セイバやチョルテカといった沿岸部の街も、観光地としての顔を持ちながら、裏では麻薬カルテルや武装組織が暗躍している非常にリスキーなエリアです。
特に夜のビーチや繁華街周辺では、観光客を狙った強盗や性的暴行事件も発生しているため、夜間の外出は絶対に控えるべきです。
また、これらの地域では地元住民でさえギャングからの“通行料”を要求されることがあり、一般人の自由な移動すら制限されている場合もあります。
「ちょっとした冒険気分」で足を踏み入れると、取り返しのつかないトラブルに巻き込まれる可能性があるので、旅程を組む際は十分に注意が必要です。間の移動でも油断は一切許されない状況が続いています。
治安が悪いホンジュラスで起こりがちな犯罪

ホンジュラスでは、観光客だけでなく、現地に暮らす人たちでさえ日常的に危険と隣り合わせです。
この章では、ホンジュラスの日常生活でどんなリスクが潜んでいるのか、リアルな現実を具体例とともに紹介していきます!
タクシー強盗、スリ、誘拐の実態
ホンジュラスでは、街を歩いているだけでスリや強盗に遭うリスクが常にありますが、特にタクシーを使った犯罪が深刻です。
「タクシー強盗」と呼ばれる手口は、ドライバーがグルになって乗客を連れ去り、ATMでお金を引き出させるもの。抵抗すれば命を落とすケースもあります。
また、路上スリはプロ集団が手慣れた手口で狙ってくるので、スマホや財布は絶対に見せないことが鉄則。さらに、身代金目当ての誘拐も後を絶たず、特に外国人は高リスク対象とされています。
タクシー利用時は、「流しのタクシーには絶対乗らない」「必ず正規の配車アプリを使う」ことが絶対ルールです。
油断した瞬間が、一番危ないんです。

銃声が日常?厳守すべき行動ルール
ホンジュラスの特定地域では、「銃声が日常」という異常な状況が存在しています。
特にサンペドロスーラやテグシガルパの一部エリアでは、夜になると銃撃戦の音が聞こえることも珍しくありません。
現地に住む人の話では、「銃声が聞こえたら、すぐ床に伏せる」「絶対に窓に近づかない」というのが当たり前の行動ルールになっているそうです。
観光客であっても、ホテルの立地を間違えると、銃撃の音に怯えながら夜を過ごす羽目になります。予約時には、治安が良いとされるエリアかを必ず確認し、レビューも細かくチェックすることが大切です。
食料・医療品の不足と生活インフラ崩壊
ホンジュラスの一部地域では、経済崩壊の影響で生活インフラがボロボロになっています。
水道が断水する、電力供給が不安定になる、ゴミ収集がストップする…といったトラブルが日常茶飯事。特に地方都市では、まともな医療施設が存在しないエリアも多く、ちょっとした病気や怪我でも命取りになるリスクがあります。

また、食料や生活必需品の価格も暴騰しており、地元民すら十分な栄養を取れない状況が続いています。観光客の場合も、食事や医療面で「日本と同じ感覚」で滞在するのは非常に危険。事前にしっかり準備しておかないと、ちょっとしたトラブルが大きな問題につながる恐れがあります。

ホンジュラスの治安は?最新情報を徹底分析
過去のデータだけじゃなく、「今」ホンジュラスがどうなっているのかが大事ですよね。
この章では、最新の治安情報をもとに、今ホンジュラスに行く場合に知っておくべきポイントを徹底的にまとめました!
外務省公開の危険レベルは1と2

日本の外務省が発表しているホンジュラスの最新危険レベルを見ると、かなりシビアな状況がわかります。
- 危険レベル1(十分注意してください):比較的安全とされる地域。ただし油断は禁物。
- 危険レベル2(不要不急の渡航は止めてください):サンペドロスーラや一部都市部など、かなり危険度が高いエリア。
つまり、どこへ行くにしても「完全に安心できる場所はない」ということ。しかも、情勢によってはレベル3(渡航中止勧告)に引き上げられる可能性もあるため、渡航前は必ず最新情報を確認しましょう。
また、外務省の海外安全アプリ「たびレジ」などに登録して、現地の危険情報をリアルタイムで受け取れる体制を作っておくのも、いざというときに命を守る大事な一歩になります。
2025年4月にはバス強盗が発生している
2025年4月、ホンジュラス西部を走行していた長距離バスが、武装グループに襲撃される事件が発生しました。
事件が起きたのは夜間、バスが山間部を通過していたタイミング。武装した犯人たちは道を封鎖し、バスを停車させ、乗客全員から金品を強奪した上、何人かを暴行するという非常に悪質な手口でした。
この事件では外国人旅行者も複数名巻き込まれており、中には負傷した人も出ています。バス会社は一応「安全対策を取っている」としていましたが、こうした襲撃事件が現実に起きてしまうのがホンジュラスの現状です。
まず、夜間のバス移動は絶対に避けるべきということ。ホンジュラスでは、昼間でも多少のリスクはありますが、夜間はその何倍も危険度が跳ね上がります。
また、ローカルバスや安い長距離バスは特に狙われやすいので、どうしてもバス移動が必要な場合は、できる限り安全性が高いプレミアムクラスのバスを利用することが推奨されています。
さらに、移動中は常に「襲撃されるかも」という前提で準備しておくことが大切。
たとえば、貴重品は目立たない場所に分散させ、万が一の時に渡せる少額の現金も用意しておく…こういった事前の工夫が、生死を分ける場面もあり得るのです。
まとめ:ホンジュラスが「やばい」は事実。世界でトップクラスに殺人率が高い国
ここまで紹介してきたように、ホンジュラスの「やばさ」は決して大げさではありません。
殺人率の高さ、麻薬カルテルやギャングの支配、政府の腐敗、そしてストリートチルドレンの問題…。どれを取っても、命に関わるリスクがゴロゴロしている国、それが今のホンジュラスです。
さらに、直近でもバス強盗や外国人誘拐といった凶悪事件が続発しており、外務省も常に「不要不急の渡航を控えるよう」呼びかけています。
つまり、ホンジュラスは、今この瞬間も世界で最も危険な国の一つだということを忘れてはいけません。
もちろん、ホンジュラスには美しい自然や、情熱的な文化もあります。でも、それらを体験するにはあまりにもリスクが高すぎる現状があります。
特別な事情がない限り、ホンジュラスへの渡航はできるだけ控えるのが賢明な選択です。
そして、どうしても行かなければならない場合は、これまで紹介した防犯対策を徹底し、「絶対に自分だけは大丈夫」なんて思わないこと。
リスクを正しく認識し、命を最優先に行動する――それが、ホンジュラスで生き抜くための唯一の方法です。