「犯罪が多い国ランキング」を調べているあなたは、海外旅行や出張を予定しているのではないでしょうか。
世界には、日本とは比べものにならないほど治安が悪く、凶悪犯罪が日常的に起きている国が存在します。
本記事では、UNODC(国連薬物犯罪事務所)の殺人発生率データやグローバルピースインデックス(GPI)などの統計をもとに、犯罪が多い国ランキングTOP10を徹底解説します。
渡航を検討している方は、出発前に必ずチェックしてください。
リスクメイト笑顔実際に危険な国で被害に遭った旅行者の体験談も紹介しています!ぜひ最後まで読んでください。
犯罪が多い国ランキングの評価基準とは?


「犯罪が多い国」を評価するには、さまざまな指標が用いられます。
各指標の意味を正しく理解してから、ランキングを参照することが重要です。
殺人発生率(UNODC)で見る国際比較
最もよく参照されるのが殺人発生率(10万人あたりの殺人件数)です。
これはUNODC(国連薬物犯罪事務所)が毎年集計しており、国際比較に最も信頼性が高い指標です。
日本の殺人発生率は10万人あたり約0.2件ですが、ランキング上位国では50件を超えるケースもあり、桁違いの危険性があります。
中南米・カリブ海地域は、世界の殺人件数の約37%を占めており、突出した高危険地帯です。
グローバルピースインデックス(GPI)の見方
グローバルピースインデックス(GPI)は、オーストラリアのシンクタンク「経済平和研究所」が毎年発表する平和度指数です。
犯罪・暴力・政治的不安定性・軍事化など23の指標を総合評価し、163か国をランキングしています。
スコアが高いほど危険度が高く、イエメン・スーダン・アフガニスタン・ウクライナ・シリアがワースト上位を占めます。
外務省の危険情報レベルと旅行者への影響
日本の外務省は、海外の危険度を以下の4段階で評価しています。
渡航前に必ず確認し、レベル2以上の国への旅行は慎重に判断してください。
- レベル1:十分注意してください(危険を避けるよう行動すること)
- レベル2:不要不急の渡航は止めてください
- レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)
- レベル4:退避してください(退避勧告)


犯罪が多い国ランキングTOP10【2026年版】


以下は、殺人発生率・GPI・外務省危険情報を総合して選定した犯罪が多い国ランキングTOP10です。
旅行者への影響が特に大きい国を中心に選定しています。
第1位 ホンジュラス:中米最凶の殺人大国
ホンジュラスは長年、世界最高水準の殺人発生率を記録してきた国です。
首都テグシガルパ周辺ではギャング組織「マラ・サルバトルチャ(MS-13)」や「バリオ18」が暗躍し、一般市民も巻き込まれる暴力事件が日常化しています。
外務省は国の大部分にレベル2〜3の危険情報を発令しており、観光目的での渡航は強くお勧めできません。
- 殺人発生率:10万人あたり約35〜45件(日本の約200倍以上)
- ギャングによる縄張り抗争が全国各地で発生
- 路線バス・タクシーへの武装強盗も頻発


第2位 ベネズエラ:経済崩壊が招いた治安崩壊
ベネズエラは2010年代の経済崩壊以降、犯罪率が急激に上昇した国です。
首都カラカスはかつて「世界で最も危険な首都」と呼ばれ、誘拐・強盗・殺人が日常的に発生しています。
物価高騰・食料不足・失業率の高さが犯罪を助長しており、外務省は一部地域にレベル3(渡航中止勧告)を発令しています。


第3位 ジャマイカ:観光地の裏に潜む危険
ジャマイカは美しいリゾート地として知られる一方、殺人発生率は10万人あたり約50件と中米・カリブ海でも突出しています。
首都キングストンのダウンタウン(ゲットーエリア)では地元ギャングによる縄張り抗争が激しく、外国人旅行者も被害に遭うケースがあります。
リゾートエリアであっても、夜間の単独行動は絶対に避けてください。
第4〜10位:南アフリカ・メキシコ・ブラジルほか
4位以降には南アフリカ・エルサルバドル・ブラジル・メキシコ・パプアニューギニア・コロンビア・ナイジェリアが並びます。
これらの国々はいずれも外務省の危険情報が一部地域でレベル2以上に指定されており、渡航には十分な事前準備が必要です。
メキシコは観光インフラが充実している反面、麻薬カルテルによる抗争が複数の州で続いており、危険エリアの把握が必須です。


中南米・カリブ海地域:旅行者の被害体験から学ぶ


中南米・カリブ海地域は、犯罪が多い国ランキングの常連エリアです。
実際にリスクメイトに寄せられた旅行者の被害体験を通じて、現地の危険の実態を把握しましょう。



「なんとなく危なそう」という感覚ではなく、具体的な手口を知ることが身を守る第一歩です。
メキシコ:ATM直後を狙う武装強盗の手口
メキシコではATMで現金を引き出した直後を狙う強盗が定番の手口として知られています。
犯人は主にバイクで移動し、被害者が現金を手にした瞬間に拳銃や刃物を突きつけて金品を奪います。
人通りの多い時間帯・警備員のいる施設内のATMを選び、利用直後は周囲に注意してください。
メキシコ
強盗/窃盗
訪問日
2026年
投稿日
2026年
2026年7月8日(水)20時頃、イラプアト市内の大型ショッピングモール「プラサシベレス」近くの銀行ATMで邦人1名が現金を引き出した直後、拳銃のようなものを示した男から現金約3,000ペソと財布を奪われる強盗事件が発生。犯人はバイクで逃走。被害者に怪我はありませんでした。
ベネズエラ:市場での食事中に狙われるスマホ窃盗
ベネズエラでは飲食店・市場での置き引き・スリが多発しています。
食事に集中している一瞬の隙を狙ってスマートフォンや財布を盗む手口は、カラカスをはじめ主要都市で広く確認されています。
テーブルに貴重品を置かない、バッグは常に体の前で抱えるなどの対策が必須です。
ベネズエラ
スリ/置き引き
訪問日
2024年
投稿日
2026年
ベネズエラのカラカスの市場でご飯を食べていたら、いつのまにかスマホがなくなっていました。現地の警察と連携してGPSアプリで追跡し、すぐ逮捕できました。
ジャマイカ:ゲットーエリアでの暴行被害
ジャマイカの首都キングストンには「ゲットー」と呼ばれる貧困地区が点在しており、夜間や早朝の単独行動は非常に危険です。
ギャングが支配する地区では、外国人であっても容赦なく暴力被害に遭うケースがあります。
ジャマイカ人の友人と一緒に行動し、危険エリアには絶対に近づかないことが鉄則です。
ジャマイカ
傷害/殺人
訪問日
2024年
投稿日
2024年
2013年、ジャマイカの首都キングストンのコミュニティに居住していた際、明け方4時ころ一人でコミュニティ内を移動していたら、通りがかりの男にいきなり顔面を殴られ取っ組み合いになりました。しばらくもがいた後に脱出し、その場から逃げました。


アフリカ・その他の危険な国:最新の被害情報
中南米に次いで犯罪が多い地域として知られるのがアフリカ、特にサブサハラ・アフリカ(サハラ砂漠以南)です。
観光先として人気の南アフリカでも、スリ・詐欺・強盗の被害が相次いでいます。



アフリカは広大です。国ごとに治安状況が大きく異なるため、渡航先の最新情報は必ず外務省で確認してください!
南アフリカ:観光大国に潜む詐欺・強盗被害
南アフリカは国内総生産(GDP)がアフリカ最大級の観光大国ですが、殺人発生率は10万人あたり約40件と世界でもトップクラスです。
特にヨハネスブルク・ケープタウン・ダーバンでは、観光客を狙った詐欺・置き引き・車上荒らし・武装強盗が頻繁に発生しています。
空港では配車サービスを装った詐欺師が活動しており、公式アプリ以外での声かけには絶対に応じないことが重要です。
南アフリカ
ぼったくり/詐欺
訪問日
2026年
投稿日
2026年
南アフリカ・ケープタウン国際空港で、配車サービス(Uber等)を装った人物による邦人旅行者への詐欺被害が相次いで発生。降車時に事前提示額(約2,600円)を大幅に上回る約26万円〜41万円がクレジットカードに請求される被害が確認されています。
ブラジル:大型イベントで急増するスリ・置き引き
ブラジルは南米最大の国で、リオデジャネイロ・サンパウロなど大都市への旅行者も多い国です。
しかしスリ・置き引き・「稲妻強盗(バイクによる追い剥ぎ)」が観光地を中心に多発しており、油断は禁物です。
特に大型イベントや祭りの際は犯罪が急増するため、最小限の荷物で行動し、スマートフォンは外に出さないよう心がけてください。
ブラジル
スリ/置き引き
訪問日
2026年
投稿日
2026年
リオデジャネイロ市のパルケ・オリンピコで開催の「Rock in Rio 2026」にて、スマートフォン等のスリ・置き引き被害が多発するおそれがあります。1日約10万人、7日間で約70万人の来場が見込まれる大型イベント。会場内外では貴重品管理に最大限の注意を。
南スーダン・ソマリア:紛争地帯への絶対渡航禁止
南スーダン・ソマリア・アフガニスタン・イエメンなど、内戦・テロリズム・武装勢力による支配が続く地域は、旅行者が立ち入るべき場所ではありません。
外務省はこれらの国の全域または大部分にレベル4(退避勧告)またはレベル3(渡航中止勧告)を発令しています。
いかなる理由があっても、個人旅行での渡航は絶対に避けてください。




危険な国へ渡航する前に必ず実践すべき安全対策
たとえ犯罪が多い国であっても、適切な事前準備と現地での行動で被害リスクを大幅に減らすことができます。
以下の対策を必ず実践してください。



「危ない国には行かない」が一番ですが、どうしても行く場合は備えが命を守ります!
渡航前の準備:外務省登録・保険・連絡先の確認
渡航前に必ず外務省の海外旅行登録システム「たびレジ」に登録してください。
緊急時に在外公館から連絡を受け取れるほか、安全情報のメール配信も受けられます。
また、海外旅行保険への加入は必須です。特に医療費が高い国では、保険なしでは数百万円の自己負担が生じることもあります。
- 外務省「たびレジ」登録を済ませる
- 海外旅行保険(医療・携行品・救援者費用)に加入する
- 在外公館・緊急連絡先をスマホに保存しておく
- 現地の危険エリアマップを事前に確認する
現地での行動ルール:強盗・スリ被害を防ぐ
現地での行動で最も重要なのは、「目立たない・隙を見せない」ことです。
高価なアクセサリー・ブランド品・最新スマートフォンは、犯罪者にとって格好のターゲットになります。
ATM利用は昼間・警備員がいる銀行内に限定し、夜間の単独行動・人通りの少ない路地への立ち入りは絶対に避けてください。
- 夜間・人気のない場所での単独行動は避ける
- 現金は必要最小限のみ持ち歩き、残りはホテルのセーフティボックスへ
- 配車は必ず公式アプリで手配(路上の声かけに応じない)
- スマートフォンは人前で出さない(特に公共交通機関・繁華街)
被害に遭ったときの対処法
万が一、強盗などの被害に遭った場合は絶対に抵抗しないことが最優先です。
命より大切なものはありません。犯人の要求には従い、安全な場所に移動したうえで現地警察・在外公館・カード会社へ連絡してください。
パスポートのコピーとクレジットカードの緊急連絡先は、財布とは別に保管しておくことを強くお勧めします。
(本文中の情報は執筆時点のものです。
最新の安全情報は外務省海外安全ホームページ等で必ずご確認ください。)



