「ナイジェリアの治安って、女性一人でも大丈夫なの?」
仕事や留学、ボランティアでナイジェリア行きが決まり、不安を感じている女性は少なくありません。
アフリカ最大の人口と経済規模を誇る一方で、ナイジェリアは誘拐や武装強盗のニュースが絶えない国でもあります。
この記事では、ナイジェリアの治安を女性目線で整理し、実際にリスクメイトへ寄せられた被害報告も交えながら、狙われやすい手口と具体的な安全対策を解説します。
リスクメイト笑顔ナイジェリアに行く女性が「知らなかった」で後悔しないよう、リアルな危険と守り方をまとめたよ!
ナイジェリアの治安は女性にとって危険?まず知るべき現状


結論から言うと、ナイジェリアの治安は女性にとって「かなり注意が必要」なレベルです。
外務省はナイジェリア全土に危険情報を出しており、観光目的の女性一人旅はおすすめできません。
ただし、仕事などでやむを得ず渡航する女性も多く、正しい知識と行動で被害リスクを大きく下げることは可能です。
外務省の危険レベルは?全土が「不要不急の渡航中止」以上
外務省の海外安全ホームページでは、ナイジェリアは州ごとに危険レベルが分かれています。
北東部のボルノ州・ヨベ州・アダマワ州や、北西部のザムファラ州・カツィナ州などはレベル4:退避してください(退避勧告)です。
カノ州・カドゥナ州・デルタ州・リバース州などはレベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)に指定されています。
商都ラゴスや首都アブジャを含むそれ以外の地域も、レベル2:不要不急の渡航は止めてくださいとされており、「安全な地域」は存在しないと考えるべきです。
女性が直面しやすい3つのリスク
ナイジェリアで女性が特に注意すべきリスクは、大きく分けて3つあります。
1つ目は身代金目的の誘拐、2つ目は武装強盗・ひったくり、3つ目はセクハラや性犯罪です。
外国人は「お金を持っている」と見られやすく、さらに女性は「抵抗されにくい」と考えられるため、犯罪者から狙われやすい立場にあります。
「外国人女性=目立つ」という現実を受け入れる
ナイジェリアでは、アジア系の外国人女性はそれだけで非常に目立ちます。
街を歩くだけで声をかけられたり、じっと見られたりすることは珍しくありません。
「目立たないようにする」のではなく「目立つ前提で行動を組み立てる」ことが、ナイジェリアで身を守る第一歩です。
- 北東部・北西部を中心にレベル4(退避勧告)の州あり
- ラゴス・アブジャを含む地域もレベル2以上
- 誘拐・武装強盗・カージャック・性犯罪が全土で発生
- 外国人女性は「狙いやすい標的」と見られやすい




ナイジェリアで女性が狙われる犯罪の手口5選


ここでは、ナイジェリアで女性旅行者や出張者が実際に遭いやすい犯罪の手口を紹介します。
「自分は大丈夫」と思っている人ほど狙われるので、手口を知って先回りしましょう。
身代金目的の誘拐|移動中・夜間が最も危ない
ナイジェリアでは身代金目的の誘拐が全土で多発しており、外国人も標的になっています。
特に都市間の陸路移動や夜間の車移動中に、偽の検問や待ち伏せで車を止められるケースが報告されています。
移動ルートや滞在先をSNSでリアルタイム発信するのは、犯罪者に情報を渡すのと同じなので絶対に避けましょう。
武装強盗・カージャック|渋滞中の車内も油断できない
ラゴスの慢性的な渋滞は、窓越しのひったくりや武装強盗の温床です。
停車中に窓を叩かれ、スマホやバッグを奪われる被害が後を絶ちません。
車内では窓とドアを必ずロックし、スマホやバッグは外から見えない足元に置くのが鉄則です。
空港での「親切な職員」を装った恐喝
ナイジェリアの玄関口であるラゴス国際空港では、空港職員を名乗る人物による恐喝の被害がリスクメイトに寄せられています。
深夜に到着した旅行者が、名札を下げた職員に「外は危ないから案内する」と人気のない非常階段へ連れて行かれ、別の男たちに金銭を要求されたという体験談です。
深夜到着の便は避け、迎えの車は到着ロビー内で落ち合える手配にしておくことが重要です。
ナイジェリア
恐喝/脅迫
訪問日
2024年
投稿日
2025年
ラゴス国際空港に深夜2時に到着。名札を下げた空港職員に「タクシー乗り場へ案内する」と言われ、人気のない非常階段で別の男2人に金銭を要求された…
セクハラ・しつこい声かけ|「断り方」が身を守る
ナイジェリアでは、外国人女性に対するしつこい声かけや身体への接触などのセクハラ行為に遭うことがあります。
笑顔であいまいに対応すると「脈あり」と受け取られることもあるため、毅然とした態度ではっきり断ることが大切です。
既婚であることを示す指輪をつける、仕事目的であることを伝えるなどの工夫も有効です。
飲み物・食べ物への薬物混入
アフリカの都市部では、親切を装って薬物入りの飲食物を渡す手口が報告されています。
リスクメイトには、ケニアの乗合バスで隣の女性から飴をもらって食べたところ意識を失ったという投稿もあります。
知らない人から飲食物を受け取らない、飲み物から目を離さないことを徹底しましょう。
ケニア
傷害/殺人
訪問日
2024年
投稿日
2024年
乗合バス(マタツ)に乗っている時、隣に座った優しそうなおばちゃんから飴をもらって舐めたら、それ以降の意識がなくなった…
- 夜間移動・陸路移動中の身代金目的の誘拐
- 渋滞中の車を狙うひったくり・武装強盗
- 空港で職員を装った恐喝・賄賂要求
- しつこい声かけや身体接触などのセクハラ
- 親切を装った飲食物への薬物混入



「親切な人」ほど警戒しなきゃいけないのは悲しいけど、西アフリカでは身を守るための大事な感覚なんだよね…。
ラゴス・アブジャで女性が注意すべき危険エリアと場面





リスクメイトのマップでは、ナイジェリアの危険スポットを地図で確認できるよ。渡航前にチェックしてね!
ナイジェリアで日本人女性が訪れる機会が多いのは、商都ラゴスと首都アブジャです。
どちらも治安レベルは「比較的マシ」とされますが、エリアや場面によって危険度は大きく変わります。
ラゴス|本土側・市場・スラム周辺は近づかない
ラゴスはビクトリア島やイコイなど富裕層が多い島側エリアと、雑多な本土側エリアで治安に大きな差があります。
本土側の市場周辺やスラム街、夜間の路上はスリや強盗の危険が高く、女性一人で歩くのは避けるべきです。
リスクメイトの投稿者も、昼間に手ぶらで街を歩くだけでも緊張するほどだったと振り返っています。
アブジャ|デモ・抗議活動の現場に巻き込まれない
首都アブジャは計画都市で比較的落ち着いていますが、政府批判デモや抗議活動が発生することがあります。
リスクメイトには、2026年6月にアソロック大統領宮殿周辺で抗議活動が予想され、警察の大規模配備や道路封鎖が見込まれたという情報が投稿されています。
デモ現場は群衆の混乱や治安部隊との衝突で思わぬケガをする恐れがあるため、近づかないようにしましょう。
ナイジェリア
デモ/ 暴動
訪問日
2026年
投稿日
2026年
アブジャ市内でアソロック大統領宮殿を標的とした抗議活動(#OCCUPYASOROCK)の実施が予想され、警察配備や道路封鎖、交通混雑が見込まれた…
夜間・早朝の移動は「必ず車」で
ナイジェリアでは時間帯を問わず徒歩移動は危険ですが、特に夜間と早朝はリスクが跳ね上がります。
流しのタクシーやバイクタクシー(オカダ)は、強盗や誘拐の被害に直結することもあるため使わないようにしましょう。
移動は勤務先やホテルが手配する信頼できるドライバーに限定するのが安心です。
- ラゴス本土側の市場・スラム周辺・夜の路上には近づかない
- アブジャではデモ・抗議活動の予告情報をこまめに確認
- 流しのタクシーやバイクタクシー(オカダ)は使わない
- 夜間・早朝の移動は手配済みの車のみ




西アフリカ周辺国の被害報告から学ぶ「賄賂要求」の実態


ナイジェリアを含む西アフリカでは、空港や検問での賄賂要求が旅行者の悩みの種です。
女性一人の場合、威圧的な態度で迫られると断りにくく、要求がエスカレートしやすい傾向があります。
周辺国の実例を知っておくと、ナイジェリアでも冷静に対応できます。
空港イミグレーションでの金銭要求
西アフリカの空港では、入国審査や荷物検査の際に係員から金銭を要求されることがあります。
リスクメイトには、セネガルのダカール国際空港でイミグレ係員に50ユーロを要求され、パスポートを返してもらえなかったという投稿も寄せられています。
投稿者が支払いを断り続けたところ、10分ほどで解放されたそうです。
理由のない支払いには応じず、「領収書をください」と落ち着いて返すと引き下がるケースも多いです。
セネガル
恐喝/脅迫
訪問日
2024年
投稿日
2025年
ダカール国際空港のイミグレで宿泊先のホテル名を聞かれ、入国スタンプを押された後、係員から50ユーロを要求され、なかなかパスポートを返してもらえなかった…
警察の検問で「言いがかり」をつけられたら
西アフリカの一部の国では、警察官が写真撮影などを理由に旅行者へ金銭を要求するケースがあります。
ギニアの首都コナクリでは、写真を撮っているのを見つかるだけで警察から賄賂を要求されるという体験談がリスクメイトに寄せられています。
公共施設や警察・軍の関連施設は撮影しないことを徹底し、トラブルの種を作らないようにしましょう。
ギニア
恐喝/脅迫
訪問日
2024年
投稿日
2025年
西アフリカの中でも警察の腐敗が酷く、写真撮影を見つかるだけで警察から賄賂を要求されると言われるギニアの首都コナクリ…
お金は「分散」して最悪の事態に備える
ラゴス国際空港の被害者は、クレジットカードや高額紙幣を服の下のマネーベルトに入れていたため、被害を最小限に抑えられたそうです。
財布には少額の現金だけを入れた「見せ財布」を用意し、残りは複数の場所に分散しておくと安心です。
- 理由のない支払いには応じず領収書を求める
- 警察・軍・政府施設は撮影しない
- 財布は少額の見せ財布にして貴重品は分散
- 人気のない場所へ案内されたらついていかない
ナイジェリアで女性が身を守るための安全対策10選


ここまで見てきたリスクを踏まえ、ナイジェリアに渡航する女性が実践すべき安全対策をまとめました。
出発前の準備と現地での行動、両方を意識することが大切です。
出発前にやっておくべき準備
まずは外務省の「たびレジ」に登録し、現地の最新治安情報をメールで受け取れるようにしましょう。
ナイジェリアでは空港のWi-Fiがつながらない、深夜はSIMが買えないといった状況も報告されているため、日本で使える海外用eSIMを事前に準備しておくと安心です。
黄熱の予防接種証明書やビザなど、入国に必要な書類も早めに揃えておきましょう。
服装・持ち物で「狙われにくい女性」になる
ナイジェリアでは、露出の多い服装は不要な注目を集めやすく、特に北部のイスラム教徒が多い地域では控えるべきです。
肩と膝を隠す落ち着いた服装を選び、ブランド品やアクセサリーは身につけないようにしましょう。
スマホを手に持って歩くのも、ひったくりを誘う原因になります。
移動・宿泊で絶対に守りたいルール
宿泊先は警備員が常駐し、入口のセキュリティがしっかりしたホテルを選びましょう。
移動はホテルや勤務先が手配した車に限定し、乗車前にドライバーの名前と車両ナンバーを確認するのがポイントです。
どこへ行くかを必ず同僚や家族に共有し、定期的に連絡を入れる習慣をつけましょう。
もしもの時の連絡先を控えておく
トラブルに遭った時に慌てないよう、在ナイジェリア日本国大使館(アブジャ)の連絡先や、勤務先・ホテルの緊急連絡先をスマホと紙の両方に控えておきましょう。
強盗に遭った場合は抵抗せずに要求に応じることが、命を守るうえで最も重要です。
- 「たびレジ」に登録して最新情報を受け取る
- 海外用eSIMを出発前に準備する
- 深夜・早朝着の便は避ける
- 肩と膝を隠す控えめな服装を選ぶ
- ブランド品・アクセサリーは持っていかない
- 警備員常駐のセキュリティの高いホテルに泊まる
- 移動は手配済みの車のみ、徒歩移動はしない
- 行き先と予定を家族や同僚に共有する
- 知らない人から飲食物を受け取らない
- 強盗に遭ったら抵抗しない



準備と行動次第でリスクはぐっと下げられるよ!リスクメイトで最新の危険情報をチェックしてから出発しよう!




まとめ|ナイジェリアの治安を正しく知って女性も安全に渡航しよう
ナイジェリアは、外務省が全土に危険情報を出している、女性にとって注意が必要な国です。
身代金目的の誘拐や武装強盗、空港での恐喝、セクハラなど、さまざまなリスクが存在します。
一方で、夜間の移動を避ける・手配済みの車だけを使う・目立たない服装を選ぶといった基本を徹底すれば、被害に遭う可能性を大きく下げられます。
渡航前にはリスクメイトで現地の被害報告を確認し、最新の危険情報を頭に入れてから出発しましょう。










